「プロポリスには頭痛を予防、緩和する効果がある!」
プロポリスは、頭痛を予防、緩和する効果があります。ここでは、プロポリスの頭痛に対する効果と効果がある成分について説明します。
頭痛の種類
頭痛には、大きく分けて2つの種類があります。〇一次性頭痛・・・特に病気が原因ではない頭痛で「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つがある
・片頭痛・・・血管が急激に広がり、神経を刺激して起こる
・緊張型頭痛・・・頭や首、肩の筋肉が緊張して起こる
・群発頭痛・・・頭の片側に短時間に強烈な痛みが起こる頭痛
〇2次性頭痛・・・病気が原因で起こる頭痛
頭痛の原因
頭痛の原因はさまざまですが、次のことが挙げられます・血行不良
・ストレス
・活性酸素
・睡眠不足
・アルコール
・気圧の変化
・頭部の病気・・・脳腫瘍、脳炎、髄膜炎、くも膜下出血、脳卒中など
プロポリスには、頭痛の原因の中の血行不良、ストレス、活性酸素、睡眠不足の予防、改善に効果があります。
また、プロポリスには抗炎症作用と鎮痛作用もあるので、血管が神経を刺激した際に起こる炎症や、つらい頭の痛みをやわらげる働きもあります。
プロポリスの頭痛を和らげる効果と成分
鎮痛作用
プロポリスには、高い鎮痛作用があります。プロポリスの鎮痛、麻酔作用は、コカインやモルヒネの3~5倍もあります。
プロポリスに含まれている必須アミノ酸のトリプトファンは、こころを安定させる物質のセロトニンの材料となります。
この、セロトニンには、脳内の「痛みの伝わり」を抑える働きがあるので、痛みをやわらげる効果があります。
プロポリスに含まれている成分は、全ては判明しておらず、どのような成分がどれくらい頭痛に効果があるのかは、まだはっきりとは解明されていません。
抗炎症作用
頭痛のひとつの片頭痛は、頭の血管が広がり、神経に刺激を与えることによって起こります。さらに広がった血管が炎症を起こすと傷みが増し、刺激も強くなって痛みがますます強くなってしまいます。
プロポリスには、プロスタグランジンという頭痛や炎症を強くする物質が生成されるのを抑える効果があることが判明しています。
また、炎症を抑えて痛みがひどくなるのを抑える抗炎症作用がある成分が含まれています。
◎抗炎症作用がある成分
・ケルセチン
・ピノセンブリン
・スポコレチン
・没食子酸(ぼっしょくしさん、もっしょくしさん、Gallic acid)
・フラボノイド
プロポリスの頭痛を予防できる効果と成分
血行不良の予防、改善
血行が悪くなると、血管が収縮し、筋肉が緊張したり身体が冷えたりして頭を締め付け、頭痛が起こる場合があります。プロポリスには、血液の流れをよくする成分が多く含まれています。
◎プロポリスに含まれている血行をよくする成分
成分名 | 効果 | |
---|---|---|
フラボノイド | へスぺリジン |
毛細血管を強くする |
ルチン |
毛細血管の弾力を保って血流をよくする |
|
ケルセチン |
毛細血管の壁をち密にして血流をよくする |
|
その他 | ナイアシン |
毛細血管を拡張して血行をよくする |
ビタミンE |
血管の老化を防止して血行をよくする |
|
クマリン |
香り成分。血液を固まりにくくして血液の流れをよくする |
抗酸化作用
活性酸素は、酵素の働きを助け、体内に侵入したウイルスや細菌を除去する働きがありますが、増えすぎると正常な細胞を攻撃してしまいます。活性酸素が脳の血管を傷つけると、血管に炎症が起き、頭痛がします。
プロポリスには、活性酸素を除去する抗酸化作用がある成分が多く含まれています。
その中でもフラボノイドのアントシアニンやビタミンEには特に強い抗酸化力があります。
◎プロポリスに含まれている抗酸化作用がある成分
成分の種類 | 成分名 |
---|---|
フラボノイド |
・フラボン ・フラバノン ・ケルセチン ・イソフラボン ・ピノセンブリン ・ルチン ・クリシン ・ヘスペリジン ・アントシアニン |
桂皮酸誘導体 |
・アルテピリンC ・P‐クマル酸 ・バッカリン |
その他 |
・ナイアシン ・パントテン酸(ビタミンB5) ・ビタミンE ・亜鉛 ・イソフェルラ酸 ・クマリン ・没食子酸 ・スポコレチン |
睡眠不足の予防、改善
睡眠不足になると、血管の収縮や拡張する動きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れ、血管が急激に拡張したり、逆に血流が低下したりして頭痛を引き起こします。自律神経は、身体が活動している時に働く交感神経と、休んでいる時に働く副交感神経の2つがあります。
入眠する時には、副交感神経が優位になり、身体をリラックスさせてスムーズな入眠に導きますが、自律神経が乱れると、交感神経が優位の状態が続いて緊張が解けずに寝付けなかったり、夜中に何回も目が覚めたりして不眠の原因になる場合があります。
プロポリスには睡眠不足を予防、改善する効果がある成分を多く含んでいます。
◎プロポリスに含まれている睡眠不足に効果がある成分
成分 | 効果 |
---|---|
フラボノイド |
自律神経の乱れを整える 血管の動きを正常に保って頭痛が起きにくくする |
ナイアシン (ビタミンB3) |
セロトニンと同じくトリプトファンを材料に生成される ナイアシンとセロトニンでは、ナイアシンが優先して生成されるので、ナイアシン不足はセロトニン不足に繋がる |
トリプトファン | セロトニンとメラトニンの材料となる |
トリプトファン |
セロトニンとメラトニンの材料となる 【セロトニン】 精神を安定させ、寝つきをよくし、体内時計を整える 【メラトニン】 寝つきをよくし、睡眠の質を高める |
グリシン |
レム睡眠(脳が起きている状態の眠り)とノンレム睡眠(脳が寝ている状態の眠り)のリズムを整えて睡眠の質をよくする セロトニンを増やす働きもある |
ビタミンB6 |
神経の機能を正常にする 不足すると不眠になる場合がある |
葉酸 |
不眠の原因のむずむず脚症候群(足がむずむず、チクチクして眠れない症状がでること)を予防する セロトニンの分泌を促進する |
鉄 |
むずむず脚症候群を予防する イライラや不安をとりのぞいて入眠しやすくする |
カルシウム |
イライラを防いで精神を安定させる 心身をリラックスさせて寝つきをよくする |
マグネシウム |
イライラを防いだり、筋肉の緊張を緩めたりする 心身をリラックスさせて寝つきを良くする |
亜鉛 | ノンレム睡眠の時間を2倍にする効果が、マウスを使った実験で判明している |
ストレスの予防、改善
ストレスが増えると、自律神経が乱れて、交感神経が優位な状態が続き、頭の筋肉が収縮して頭痛が起こる場合があります。プロポリスにはストレスを予防、緩和する成分が含まれています。
◎ストレスを予防、緩和する成分
成分名 | 効果 |
---|---|
フラボノイド類 | 自律神経の乱れを整える。 |
フィトンチッド |
こころに癒しややすらぎを与える。 快眠効果があるのでストレスを予防、改善する。 |
パントテン酸 | ストレスに対抗する働きがある副腎皮質ホルモンの生成を促す。 |
カルシウム、マグネシウム | ミネラルのカルシウムとマグネシウムは、イライラを抑え、精神を安定させる働きがあります。 |
亜鉛 | ミネラルの亜鉛は、こころを安定させてストレスを緩和する働きがあります。 |