「レッドプロポリスとは?」
ほとんどのプロポリスは、茶色や緑色をしていますが、その中で赤い色をしているのでレッドプロポリスとよばれるプロポリスがあります。ここでは、レッドプロポリスとはどんなものなのかを説明します。
レッドプロポリスの特徴
樹液が赤い
プロポリスは、セイヨウミツバチが植物が新芽やつぼみを守るためにつくる樹脂を採取し、腹から分泌される蝋分や唾液、花粉と混ぜ合わせてつくる物質です。プロポリスの色は、この採取される植物によって異なります。
グリーンプロポリスに多く含まれているアレクリンは緑色で、一般的なプロポリスに含まれているポプラやユーカリは茶色です。
レッドプロポリスは、
・ダルベルジア・エカストフィラム
・マンゲ・ヴェルメーリョ(和名:アメリカヒルギ)
・アロエイア(和名:コショウボク)
・バルバティモン・ヴェルダデイロ
・マサランドゥーバ
が含まれていることが判明しており、いずれも樹液が赤色です。
ブラジルには、膨大な量の植物が自生しており、ユーカリだけでも600種類もあります。
その中からプロポリスに使用されている植物を特定するのは大変困難で、レッドプロポリスに含まれている全ての起源植物はまだ判明していません。
生産量が少ないので希少価値が高い
レッドプロポリスは、ブラジルの北東部のアラゴアス州とパライバ州でしか採取できません。そのため、ブラジルの年間生産量約25トンのうち、わずか数百キロしか生産されないので希少価値が高いものとなっています。
含まれている成分が異なる
レッドプロポリスには、通常のプロポリスには含まれていない、リキリチゲニン、ビオカニンA、イソリキリチゲニン、ダイゼイン、フォルモノネチンなどのフラボノイドやテルペン類、ポリフェノールが多く含まれています。レッドプロポリスの特徴的な効果
高い抗酸化作用
レッドプロポリスの特徴のひとつに抗酸化作用が高いことが挙げられます。抗酸化作用とは、増えすぎると細胞にダメージを与える活性酸素を除去する働きです。
フラボノイドには、高い抗酸化作用がありますが、レッドプロポリスは普通のプロポリスの1.5倍、同じく抗酸化作用が高いことが知られている緑茶の650倍ものフラボノイドを含んでいます。
そのため、美白効果、動脈硬化の予防、生活習慣病の予防、アンチエイジング効果が他のプロポリスよりも高いのです。
また、レッドプロポリスは、エストロゲン(女性ホルモンのひとつ)に似た働きをもつイソフラボンを多く含んでいるので、エストロゲンの代わりに作用して更年期障害や骨粗鬆症を予防、改善する効果も高いです。
眼精疲労予防、改善の効果
レッドプロポリスには、目のピント調節機能を助けて目の調子を整え、眼精疲労回復に効果があるアントシアニンが多く含まれているので眼精疲労の予防、改善効果が高いです。その他の効果
その他にもレッドプロポリスには、・鎮痛作用
・抗菌、抗ウイルス
・抗炎症
・抗がん
・美白作用
・コラーゲン産生促進作用
・肥満予防
・コレステロール値を下げる作用
などの効果があります。