「プロポリスは天然の抗生物質」
プロポリスは、別名を「天然の抗生物質」と呼ばれています。ここでは、なぜプロポリスがそうよばれているのかを説明します。
天然の抗生物質と呼ばれている理由
プロポリスには強い抗菌、殺菌作用があり、ヨーロッパでは抗生物質が発見されるまでは梅毒、ジフテリア、紅斑熱(こうはんねつ:ダニを媒介とする感染症)、マラリアなどの感染症の治療に使われていました。プロポリスに含まれている主成分のフラボノイドとバッカリン、アルテピリンC、P‐クマル酸などの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)には、強い抗菌、殺菌作用があるので、風邪やインフルエンザのウイルス、胃潰瘍の原因となるピロリ菌を除去する働きがあります。
また、
・黄色ぶどう状球菌・・・食中毒や化膿性疾患の原因
・溶血性連鎖球菌・・・溶連菌感染症、咽頭炎の原因
・尋常変形菌(じんじょうへんけいきん)・・・微生物やウイルスなど
に対する効果は、ペニシリンやテトラサイクリン、アンピシリンなどの抗生物質よりも高いことが研究で判明しています。
このような理由で、プロポリスは天然の抗生物質とよばれています。
抗生物質より優れている点
その上、プロポリスは抗生物質よりも優れている点が3つあります。善玉菌は除去しない
抗生物質は、身体の中の細菌を全て攻撃してしまいます。ですので、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌も殺してしまい、腸内環境が乱れたり、健康な時には増殖しないカンジダ菌が増えて口内や膣内でカンジダ炎を起こしたりします。
プロポリスは、善玉菌を攻撃せずに悪玉菌だけを攻撃するのでそのようなことは起こりません。
耐性が発生しない
また、抗生物質は、長く飲み続けると細菌が抗生物質に耐性を持ち、効き目が弱くなることがあります。ですので、薬の量が増えたり、さらに強い抗生物質を飲むことになったりします。
プロポリスは、菌に対する耐性が発生しないので、量を増やす必要がなく効果を維持できます。
胃の調子が悪くならない
抗生物質を飲むと胃の調子が悪くなる場合があります。胃の調子が悪いのに、量が増えたり、強い抗生物質になったりするとますます胃に負担がかかります。
また、体力が弱っているのに胃の調子が悪くなると、食事の量が減り、さらに体力がなくなってしまう場合もあります。
ですので、胃が弱い人や強い作用がある場合は、胃薬が処方されます。
プロポリスはそのような副作用がなく、胃薬の必要もありません。
効果がない場合は病院へ
プロポリスは、このように抗生物質に勝るとも劣らない高い効果があります。処方箋も必要ないので、仕事や育児などでなかなか病院へ行けない人には助かる製品です。
しかし、プロポリスは薬ではなく健康食品なので、症状が改善しない場合は病院へ行ってください。
まとめ
プロポリスは、高い抗菌、殺菌効果があるので古代ギリシャの時代より戦場で傷薬として使用されたり、感染症の治療に使われたりしてきました。その効果は「天然の抗生物質」とよばれるほどで、実際にヨーロッパでは抗生物質が発見されるまでは、抗生物質の代わりに使用されていました。その上、プロポリスには、抗生物質を長期間使用すると起こる善玉菌も除去してしまう、耐性が発生して効きにくくなる、胃の調子が悪くなる、などの副作用がありません。ただし、プロポリスは薬ではないので症状が改善しない場合は医師の診察を受けてください。