「プロポリスで痛風の痛みを鎮めよう」
プロポリスには、痛風の激しい痛みを緩和する効果があります。ここでは、プロポリスの痛風に対する効果や効果がある成分について説明します。
痛風とは?
食生活、激しい運動、ストレス、肥満、などが原因で尿酸値(血液中の尿酸の濃度)が上昇した状態が続くと、関節の中で尿酸が結晶となります。痛風とは、尿酸の結晶が親ゆびの付け根などの関節に沈着し、激しい痛みと炎症を引き起こす病気です。
尿酸とは、細胞が新陳代謝を繰り返したり、エネルギーを使用したりした後に放出したプリン体が分解されてできる老廃物です。
痛風になると、足の親ゆびなどの関節が赤く腫れあがり、炎症が起きて激しい痛みを伴います。
この痛みは、突然起こり、歩けないほどの痛みが生じます。
プロポリスは、痛風の痛みをやわらげたり、痛風の原因となるストレスや肥満を予防する働きがあります。
プロポリスの痛風に対する効果
鎮痛、麻酔効果
プロポリスの鎮痛、麻酔効果とは?
プロポリスには、古くから高い鎮痛効果があることが知られており、その効果はコカインやモルヒネの3~5倍もあります。痛み止めの薬には、続けて使用すると効き目が薄くなる、依存性、習慣性がある、胃が荒れる場合がある、などの副作用がありますが、プロポリスにはそのような副作用はないので、安心して利用できます。
鎮痛、麻酔効果のある成分
プロポリスには、頭痛や炎症を強くするプロスタグランジンという物質の生成を抑える働きがあることが判明しています。また、プロポリスに含まれている必須アミノ酸のトリプトファンは、脳内の「痛みの伝わり」を抑えて痛みをやわらげる働きがあるセロトニンの材料になることが判っています。
しかし、プロポリスに含まれているどのような成分がこのような高い鎮痛、麻酔効果をもたらしているのかはまだはっきりとは判明しておらず、今後の研究が期待されています。
鎮痛、麻酔効果が高い産地
プロポリスは、産地によっても含まれている成分が異なります。ブラジル産のグリーンプロポリスは、鎮痛効果が他の産地のものより高いといわれています。
抗炎症効果
プロポリスには高い抗炎症効果があるので、痛風の炎症を抑えたり、悪化を防いだりします。炎症が抑えられると、炎症に伴って生じていた腫れや痛みが減少します。
〇プロポリスの抗炎症効果がある成分
・ケルセチン(ビタミンP)・・・フラボノイドのひとつ
・ビノセンブリン・・・フラボノイドのひとつ
・スコポレチン・・・有用成分のひとつ
・カフェイン酸フェネチルエステル・・・有用成分のひとつ
・没食子酸(ぼっしょくしさん、またはもっしょくしさんGallic acid)、・・・抗酸化物質
血行促進
血行が悪い部分は、痛風の発作(激しい痛み)が起こりやすくなります。プロポリスには、血行をよくして痛風の発作が起きにくくする働きがあります。
血管を拡張する効果がある成分
次の成分は、血管の壁を強くしたり、血管を拡張したりして血流をよくします。・ヘルペスチン...フラボノイドのひとつ
・ルチン・・・フラボノイドのひとつ
・ケセルチン・・・フラボノイドのひとつ
・ナイアシン(ビタミンB3)
・ビタミンE
血液を固まりにくくする成分
芳香成分のクマリンは、血液を固まりにくくして血流をよくする働きがあります。肥満防止
プロポリスには、脂肪を燃焼したり、新陳代謝をよくしたりして肥満を予防する働きがあります。また、肥満は血行をよくすると改善するので、血行をよくする成分は肥満防止にも効果があります。
脂肪を燃焼する成分
ビタミンB2は、脂質の代謝(取り込んだ栄養素をエネルギーに変換したり、蓄えたりする働き)をよくして脂肪を燃焼するので、肥満に効果があります。新陳代謝をよくする成分
ナイアシン、パントテン酸、亜鉛、αリノレン酸(アルファ、リノレン酸)には、新陳代謝を促進する働きがあります。ストレス緩和
プロポリスには、ストレスを緩和する効果がある成分が多く含まれています。〇ストレスを緩和する効果がある成分
・フラボノイド
フラボノイドには、自律神経の乱れを整える働きがあります。
自律神経は、身体の重要な機能を調整している神経で、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は身体が活動する時に働き、副交感神経は、身体が休む時に働き、どちらかが優位になって交互にバランスよく働いています。
自律神経の働きが乱れると、交感神経が常に優位なままになって緊張が解けなくなったり、副交感神経が優位なままになって血圧や心拍数が下がったりして体調が悪くなり、ストレスを感じます。
フラボノイドは、自律神経の乱れを整えてストレスを予防、緩和します。
・フィトンチッド
フィトンチッドは、こころに癒しややすらぎを与え、快眠効果があるので、ストレスを緩和します。
・パントテン酸
パントテン酸(ビタミンB5)は、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの生成を促進します。
・カルシウム、マグネシウム
ミネラルのカルシウムとマグネシウムは、イライラを防いで精神を安定させてストレスを緩和します。
また、マグネシウムには、筋肉の緊張を緩和して身体をリラックスさせる働きもあります。
・亜鉛
ミネラルの亜鉛は、精神を落ち着かせてストレスを緩和する働きがあります。
・テルペン
テルペンは、植物の精油成分に含まれている成分で、テルペンの香りは、高いリラックス効果があることが判明しています。
プロポリスの効果的な摂取方法
プロポリスは、必要な量をまとめ
て摂取せずに、一日に数回に分けて摂取すると必要成分が身体にずっと留まるので、効果が高くなります。また、食前や運動前、入浴前に摂取すると吸収率がよくなります。
ただし、気分が悪くなる場合は食後に摂取して様子をみてください。
プロポリスは、刺激が強いのではじめは少量から試して、効果を確認しつつ量を調整するといいでしょう。