「貧血予防にプロポリス!」
プロポリスは、貧血の予防、改善に効果があります。ここでは、プロポリスに含まれているどのような成分が貧血の予防、改善に効果があるのかを説明します。
貧血とは?
貧血とは、血液中の赤血球に存在するヘモグロビンが何らかの原因で不足して、体内の酸素が不足している状態のことをいいます。貧血には4つの種類があります。
・鉄欠乏性貧血・・・赤血球の主な成分の鉄が不足し、ヘモグロビンの合成量が減少して起こる貧血
・再生不良性貧血・・・骨髄(骨の中の血をつくる柔らかい組織)の働きが衰えて血液が産生されなくなって起こる原因不明の貧血
・巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)・・・ビタミンB12や葉酸が不足して赤血球が増えなくなって起こる貧血
・溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)・・・外的刺激によって赤血球が破壊されて起こる貧血
プロポリスはこれらの中の鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血の予防、改善に効果がある成分が含まれています。
プロポリスに含まれている貧血に効果がある成分
ビタミンB6
ヘモグロビンの材料は、主に鉄とたんぱく質です。ビタミンB6は、たんぱく質を合成するのに必要な成分なので、ビタミンB6が不足するとヘモグロビンが合成されずに貧血になる場合があります。
葉酸
葉酸は、ビタミンB12と一緒に血液をつくる働きがあり、どちらかでも欠けるとうまく血液をつくることができなくなります。葉酸が不足すると、巨赤芽球性貧血を起こす場合があります。
鉄
赤血球の中のヘモグロビンは、身体中に酸素を運ぶ働きがあります。ミネラルの鉄は、ヘモグロビンの主な材料なので、鉄が不足すると赤血球の量が減って貧血になります。
銅
ミネラルの銅は、鉄とヘモグロビンを結合させる働きがあります。銅が不足すると、鉄が十分にあっても赤血球をつくることができません。
亜鉛
ミネラルの亜鉛は、赤血球の膜をつくるたんぱく質の材料になります。スポーツ競技者や透析者は、亜鉛が不足すると、この膜がもろくなって壊れ、貧血になる場合があります。
ビタミンE
ビタミンEには、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。活性酸素は、酵素の働きを助けたり、体内に侵入した細菌やウイルスを除去したりしますが、増えすぎると正常な細胞にダメージを与えます。
赤血球が活性酸素に攻撃されると、赤血球を守っている細胞膜が弱くなって、赤血球が壊れてしまい、溶解性貧血を起こす場合があります。
プロポリスには、抗酸化作用がある成分がビタミンEの他にも多く含まれています。
その他の抗酸化作用がある成分
〇フラボノイドプロポリスには、20種類以上のフラボノイドが含まれており、以下のフラボノイドには抗酸化作用があります。
この中でも、特にアントシアニンには高い抗酸化作用があります。
・フラボン
・フラバノン
・ケルセチン
・イソフラボン
・ルチン
・ピノセンブリン
・ヘスペリジン
・クリシン
・アントシアニン
〇その他の抗酸化作用がある成分
・バッカリン(桂皮酸誘導体・ケイひさんゆうどうたい)
・P‐クマル酸(桂皮酸誘導体)
・アルテピリンC(桂皮酸誘導体)
・ナイアシン(ビタミンB3)
・パントテン酸(ビタミンB5)
・亜鉛
・没食子酸(もっしょくしさん、ぼっしょくしさん、Gallic acid)
・イソフェルラ酸(ヘスペリチン酸ナトリウムともいいます)