「プロポリスでニキビ対策!」
プロポリスは、ニキビを予防、改善する効果があります。ここでは、プロポリスのニキビに対する効果や使用方法について説明します。
プロポリスのニキビに対する効果
ニキビは、毛穴の中に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖して炎症が起こる病気です。プロポリスには、毛穴に皮脂が溜まらないようにしたり、アクネ菌を除去したりする次のような働きがあります。
ニキビの原因のアクネ菌を退治する
プロポリスに含まれているフラボノイドやバッカリン、アルテピリンC、P‐クマル酸などの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)には、高い抗菌、殺菌作用があるので、毛穴に繁殖するアクネ菌を除去してニキビができるのを防ぎます。ホルモンバランスの乱れを整える
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。エストロゲンとプロゲステロンは一定の周期で交互に分泌されています。
しかし、ホルモンバランスが乱れてエストロゲンが減少し、プロゲステロンが増えると皮脂の分泌量が増え、毛穴に皮脂が詰まってニキビができます。
プロポリスに含まれているフラボノイドの中のイソフラボンは、エストロゲンに似た働きがあるので、エストロゲンの代わりに働いてホルモンバランスを整え、ニキビを予防します。
睡眠不足を解消する
皮膚のダメージは睡眠中に回復するので、睡眠不足になるとダメージが回復できません。また、肌のターンオーバー(生まれ変わり)もスムーズに行われなくなって古い皮膚が残り、毛穴が詰まってニキビの原因になります。
フラボノイドには、自律神経の乱れを整える効果があります。
自律神経は、身体の器官の働きを調整する神経で、交感神経と副交感神経の2つの種類があります。
交感神経は身体が起きている時に働き、副交感神経は身体が休んでいる時に働いており、状況に応じてどちらかが優位に働いています。
自律神経が乱れると交感神経が優位の状態が続き、就寝時にも緊張が解けないので寝つきが悪くなったり、夜中に何度も起きたりして睡眠不足になる場合があります。
さらに、皮脂は交感神経が優位な時に分泌されるので、皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。
フラボノイドは、自律神経の乱れを整えてすみやかに入眠に導く助けをし、皮脂の過剰な分泌を抑えます。
また、プロポリスは、スムーズな入眠に導いたり質のよい睡眠をもたらしたりする作用があるフィトンチッドやトリプトファン、グリシン、ナイアシンなどの成分も含んでいます。
冷え性を改善する
一見関係がないように思える冷え性も実はニキビの原因となります。身体が冷えると血行が悪くなり、栄養が肌に届きにくくなります。
新陳代謝も悪くなってターンオーバーがうまく行われず、毛穴に古い角質が残ってニキビの原因になる場合があります。
また、身体が冷えるとホルモンバランスも乱れやすくなります。
フラボノイドには、血管を拡張したり、血管を強くしたりして血液の流れをよくする働きもあるので、血行がよくなり冷え性が改善されます。
ストレスを緩和する!
ストレスを受けると自律神経が乱れる場合があります。皮脂は、交感神経が働いている時に分泌されるので、ストレスにより自律神経が乱れて交感神経が優位な状態が続くと、皮脂が過剰に分泌されニキビができやすくなります。
プロポリスは、自律神経の乱れを整えるフラボノイドを多く含んでいるので、皮脂の過剰分泌を抑制します。
また、ストレスを緩和する働きがあるフィトンチッドやパントテン酸、カルシウム、テルペンなどを含んでいるので、ストレスの予防、緩和に効果があります。
プロポリスの効果的な使用方法
プロポリスは、摂取すると身体の内側からニキビの原因を予防、改善します。また、プロポリスは肌に直接塗ることもできます。
馬油(マーユ、バーユ:馬の皮下脂肪)もしくはワセリン、シアーバターノキ(シアーバターの種子から採れる脂)にプロポリスの原液を数滴垂らして軟膏をつくります。
軟膏を肌に塗るとニキビの予防になり、すでにできたニキビに塗ると炎症を防いでニキビが早く治る助けをします。
プロポリスを摂取した場合は即効性はありませんが、続けて摂取すると身体の中から効果を発揮します。
直接塗ると即効性があるので、併用するとより高い効果を得ることができます。
ただし、プロポリスは直接塗るとアレルギー皮膚炎を起こす場合があるので、塗る場合は使用前に パッチテストを必ず行ってください。
もし、腫れ、赤み、かゆみ、じんましんなどが起きた場合は使用しないでください。