「プロポリスは高血圧、低血圧にも効果がある!」
プロポリスには、高血圧や低血圧の予防、改善に効果があります。ここでは、プロポリスに含まれているどのような成分が高血圧や低血圧に効果があるのかを説明します。
高血圧とは?
高血圧とは、安静状態の血圧が常に正常よりも高い状態のことをいいます。高血圧には、原因がはっきりしない本態性高血圧と、薬の作用や病気など原因がはっきりしている2次性高血圧の2種類があり、日本人の高血圧の9割が本態性高血圧です。
高血圧の原因
本態性高血圧の原因は、はっきりとは解明されていませんが、生まれつきの体質に塩分過剰、活性酸素の増加、肥満、運動不足、ストレスなどが複合されて起こるのではないかといわれています。低血圧とは?
低血圧とは、安静時の血圧が常に正常より低い状態です。低血圧には3つの種類があります。
・起立性低血圧・・・急に立ち上がった時に自律神経(身体のさまざまな器官の働きを調整する神経)が上手く働かずに血圧が低下してしまう
・本態性低血圧・・・原因がはっきりしない
・2次性低血圧(症候性低血圧)・・・ホルモンや心臓の病気が原因で起こる
低血圧の原因
低血圧は、2次性低血圧以外はほとんどが体質によるものなので、治療は必要ありません。プロポリスには、血圧を下げて高血圧を予防、改善したり、血圧を上げて低血圧を予防、改善したりする働きがあります。
プロポリスに含まれている高血圧、低血圧の予防、改善に効果がある成分
フラボノイド
フラボノイドには、自律神経の働きを整える作用があるので、高血圧を予防、改善します。身体のいろいろな器官の働きを調整する自律神経は身体が活動時に働く交感神経と、身体が休息時に働く副交感神経の2つが交互にバランスよく働いています。
ところが、ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が常に優位な状態になり、緊張が続き、血管が収縮して血圧が上がる原因となります。
プロポリスに20種類以上含まれているフラボノイドには、高血圧、低血圧に効果があるものが多くあります。
フラボノール、フラボン、フラバノン
フラボノイドのひとつのフラボノール、フラボン、フラバノンは、血管を強化する働きがあるので、高血圧を予防、改善したり、血圧を正常にしたりする働きがあります。ルチン
フラボノイドのひとつのルチンは、毛細血管の弾力を保って血流を改善するので高血圧を予防、改善します。ケルセチン
フラボノイドのひとつのケルセチンは、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。活性酸素は、本来は、酵素の働きを助け、体内に侵入した細菌やウイルスを除去します。
しかし、増えすぎると正常な細胞を攻撃してしまいます。
活性酸素は、血管の壁を傷つけて老化させたり、悪玉コレステロールを酸化させて超悪玉コレステロール(酸化悪玉コレステロール)にして血管の壁に沈着し、血管を固くするので高血圧や動脈硬化の原因となります。
ケルセチンは、高い抗酸化作用があるので、活性酸素を取り除き、血管をしなやかにして血流をよくします。
桂皮酸誘導体
バッカリン、アルテピリンC、P‐クマル酸などの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)には、抗酸化作用があります。イソロイシン
必須アミノ酸のイソロイシンには、血管を拡張する働きがあります。トリプトファン
必須アミノ酸のトリプトファンは、免疫系に働きかけて血圧やコレステロール値を調整する働きがあります。フェニルアラニン
必須アミノ酸のフェニルアラニンには、血圧を上げる働きがあります。アルギニン
非必須アミノ酸のアルギニンは、血管を拡張する働きがある一酸化窒素をつくって血流をよくします。グルタミン酸
非必須アミノ酸のグルタミン酸には、血圧を下げる効果があることが研究で判明しています。ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)は、血管を拡張して血行をよくして血圧を下げる働きがあります。パントテン酸
パントテン酸(ビタミンB5)は、酸化して血管の壁に取り付き、血管を固くする作用がある悪玉コレステロールを回収して肝臓に運ぶ働きがある善玉コレステロールを生成するので、血管の壁を健康に保ち、血圧を下げる効果があります。また、パントテン酸は、ストレスを緩和する働きがある副腎皮質ホルモンの生成を促進するので、ストレスを緩和する効果もあります。
クマリン
プロポリスに含まれている有用成分のクマリンには、血液を固まりにくくして血栓を防ぎ、血流を改善する働きがあります。また、クマリンには抗菌作用もあります。
テルペン
テルペンは、植物の精油成分に含まれている成分で、テルペンの香りには高いリラックス効果があります。テルペンは、スギの香りにも含まれており、スギの香りをかぐと血圧が下がり、血流量が上がることが実験で判明しています。