「プロポリスでストレスを改善しよう!」
プロポリスには、ストレスを予防、緩和する効果があります。ここでは、プロポリスに含まれているどのような成分がストレスの予防、緩和するのかを説明します。
プロポリスのストレスに対する効果がある成分
フラボノイド
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの器官の活動を調整する神経で、交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経は身体が活動している時に働き、副交感神経は身体が休んでいる時に働きます。
この2つは、それぞれ交互にバランスよく働いていますが、ストレスを感じると、交感神経が優位な状態が続いて緊張が解けず、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな身体の不調を引き起こします。
プロポリスに含まれているフラボノイドは、自律神経を整える働きがあるので、副交感神経を優位にして身体をリラックスさせ、ストレスを緩和します。
桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)
ストレスを感じると、体内の活性酸素が増えます。活性酸素は、本来、体内に侵入してきた細菌やウイルスを攻撃する働きをしますが、増えすぎると健康な細胞を攻撃し、傷をつけて機能を低下させ、老化や生活習慣病、不妊、免疫力の低下などを引き起こします。
また、ストレスが蓄積すると、免疫機能が低下し、活性酸素が増えるのでさらにストレスが増す、という悪循環が起こります。
プロポリスに含まれているアルテピリンC、P‐クマル酸、バッカリンなどの桂皮酸誘導体やフラボノイドには、高い抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し、細胞を酸化から守って活発に活動させてストレスから守ります。
フィトンチッド
フィトンチッドは、植物が発する物質で、森林浴の効果で知られています。フィトンチッドは、こころに癒しを与え、リラックス効果や快眠効果があるので、ストレスを緩和します。
ビタミンB1
ビタミンB1は、交感神経の働きを抑制し、心身をリラックスさせます。ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)は、入眠をスムーズにしたり、レム睡眠(脳は起きている状態の睡眠)とノンレム睡眠(脳が寝ている状態の睡眠)のリズムを整えて睡眠の質を高めるので、睡眠不足によるストレスを緩和します。パントテン酸
パントテン酸は、ストレスに対抗する働きがある副腎皮質ホルモンの合成を促進し、ストレスを予防、緩和します。カルシウム、マグネシウム
ミネラルのカルシウムとマグネシウムは、こころを落ち着かせ、イライラを防いでストレスを緩和する働きがあります。また、マグネシウムは、筋肉の緊張を緩めるので、身体をリラックスさせたり入眠をスムーズにしたりしてストレスを緩和します。
亜鉛
ミネラルの亜鉛は、こころを安定させる働きがあります。また、ストレスを感じると亜鉛が消費されます。
亜鉛が不足すると、味覚障害、情緒不安定、皮膚炎、食欲低下などさまざまな不調が起こります。
ミネラルは必要な量は少量ですが、身体に必要な物質で、体内で生成できないので食事から摂取する必要があります。
プロポリスのストレスに対する効果の実験
プロポリスには、ストレスに対して次のような効果があることが実験で判明しています。ストレスによる胃粘膜の障害を改善する
秋田谷本店の研究開発では、ラットを使った実験で、ラットにストレスを与える前にブラジル産プロポリスを投与すると、ストレスによる胃粘膜の障害が改善されたことが判明しています。運動時のストレスを緩和する
みつばち健康科学研究所の実験では、ブラジル産プロポリスには、運動時のストレスを緩和する効果があることが実験で判明しています。この実験では、11人の剣道の上級者の、5日間の稽古の間の酸化アルブミンの量を測定しました。
血清アルブミンは、活性酸素が発生すると、自ら活性酸素と結びついて酸化型アルブミンとなって細胞を活性酸素から守ります。
測定の結果、プロポリスを摂取した人の方が、していない人よりも血液中の酸化アルブミンの割合が少ないことが判明しました。
この実験により、ブラジル産のプロポリスには、活性酸素による運動時のストレスを緩和する効果があることが判明しました。