「プロポリスは風邪やインフルエンザに効果がある!」
プロポリスは、風邪やインフルエンザの予防、症状の緩和に効果があります。ここでは、プロポリスの風邪やインフルエンザに対する効果について説明します。
風邪とインフルエンザの違い
風邪とは?
風邪とは、喉や鼻の粘膜にウイルスが付着して起こる急性の炎症です。風邪は、鼻や喉の痛みがありますが、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感などの全身症状は弱めです。
風邪のウイルスは200種類以上あるので、何回でも風邪をひきます。
インフルエンザとは?
それに対して、インフルエンザは、インフルエンザウイウルスに感染して起こる急性の伝染性感染症で、全身症状は強く、重症化することも多いです。抵抗力が低い子供や、老人、病人が感染すると死亡する場合もあります。
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3つがあり、一度感染すると抗体ができ、その間は同じウイルスには感染しにくくなります。
ただし、この抗体は半年~1年で効き目がなくなります。
風邪もインフルエンザも、ウイルスに感染することが原因で発症します。
プロポリスは、風邪やインフルエンザの予防や症状の緩和に効果があります。
プロポリスの風邪、インフルエンザに対する効果
予防する
抗菌、殺菌効果
風邪やインフルエンザは、ウイルスに感染することによって引き起こされます。プロポリスに含まれているフラボノイドや、アルテピリンC、P‐クマル酸、バッカリンなどの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)には、強い抗菌、殺菌作用があるので、風邪やインフルエンザのウイルスを殺菌し、ウイルスの感染を防ぎます。
免疫力向上
プロポリスに含まれているフラボノイド、ビタミンB6、ビタミンD、アルギニンは、免疫力を向上させる働きがあるので、ウイルスが侵入しても感染しにくくなります。抗インフルエンザ作用
アピ株式会社と、岐阜大学人獣感染防御センターなどの共同研究の結果、プロポリスにはインフルエンザウイルスの増殖を直接抑えるのではなく、ウイルスに対する防御能力を高めて、インフルエンザに対抗する作用(抗インフルエンザ作用)があることが判明しています。症状を緩和する
抗炎症作用
プロポリスに含まれているケルセチン(フラボノイドの一種でビタミンPともいいます)やカフェイン酸フェネチルエステルには、抗炎症作用があります。また、プロポリスには抗炎症作用があることが、人体にプロポリスを塗布した実験で判明しています。
ですので、プロポリスは、風邪やインフルエンザによる喉の腫れや鼻の粘膜の炎症を抑える効果があります。
鎮痛効果
プロポリスには、モルヒネやコカインの3~5倍の鎮痛、麻酔効果があります。ですので、プロポリスは風邪やインフルエンザによる頭痛、関節痛、筋肉痛、喉の痛みなどをやわらげる効果があります。
ただし、プロポリスの鎮痛、麻酔効果は、持続性が低いというデメリットがあります。
倦怠感を軽くする
ブラジル産プロポリスには、風邪による倦怠感を軽減し、風邪の治りを早くする効果があることがみつばち健康科学研究所の実験により判明しています。プロポリスの使い方
摂取する
水やぬるま湯にプロポリスの原液を垂らして摂取します。水100ccにプロポリスの原液3~5滴が目安です。
スプレーする
空のスプレー容器に精製水とプロポリスの原液数滴を入れ、鼻や喉にスプレーします。メーカーによっては、専用のスプレー容器を取り扱っているところがあります。
また、市販のプロポリススプレーを使用してもいいでしょう。
うがいする
水またはぬるま湯100ccに、プロポリスの原液を5~10滴溶かしてよく混ぜます。プロポリスは脂溶性(水に溶けにくく、脂に溶けやすい性質)なので、よく混ぜたらすぐに使用しましょう。
塗る
プロポリスの原液を綿棒に1滴垂らし、水またはぬるま湯につけてから鼻の中に塗ります。ツーンとする刺激があるので、刺激の強さや効果によって濃さを調整してください。
あらかじめ、水で薄めた原液を綿棒にひたしてもいいでしょう。
プロポリスを使う際の注意点
プロポリスは熱に弱く、40度以上のお湯に入れると成分が破壊されるので、お湯を使用する際には40度以下のぬるま湯を使用してください。また、プロポリスは刺激が強いので、はじめは薄めに作り、刺激や効果を確認して徐々に濃くしましょう。