「プロポリスの効能」
プロポリスには、健康や美容によいさまざまな効能があります。ここでは、プロポリスの効能について説明します。
プロポリスの効能
プロポリスには次のような働きがあります。抗酸化作用
抗酸化作用とは、活性酸素を除去したり、活性酸素が増加するのを抑えたりする働きのことです。活性酸素は、もともとは酵素の働きを助け、身体に侵入したウイルスや細菌を攻撃して除去するよい働きがあります。
しかし、活性酸素は増えすぎると正常な細胞を攻撃し、酸化させてダメージを与えます。
ダメージを負った細胞は、機能が低下してしまいます。
細胞の機能が低下すると、
・血管が固くなって動脈硬化や生活習慣病を引き起こす
・老化の原因となる
・肌細胞がダメージを受けてしわやシミ、たるみが増える
・頭皮の中の毛母細胞(もうぼうさいぼう)がダメージを受けて抜け毛や薄毛になる
などの症状が起こります。
プロポリスに含まれている20種類以上のフラボノイドや、アルテピリンC、バッカリン、P‐クマル酸などの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)には高い抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し、細胞の機能低下を防ぎます。
抗菌、殺菌作用
プロポリスに含まれているフラボノイドや桂皮酸誘導体には、抗酸化作用の他に、高い抗菌、殺菌作用があるので、体内や傷口に侵入した細菌やウイルスを除去します。また、プロポリスの抗菌、殺菌作用はビフィズス菌や乳酸菌をはじめとする善玉菌は殺さずに悪玉菌だけを殺すので、腸内環境を整える働きがあります。
抗炎症作用
さらに、フラボノイドには、高い抗炎症作用があるので、傷口が炎症を起こして化膿したり、炎症が悪化することを防ぐ働きがあります。鎮痛、麻酔作用
プロポリスには、コカインやモルヒネの3~5倍もの鎮痛、麻酔効果があります。ですので、傷口や炎症を起こした箇所の痛みを鎮める高い効果があります。
血行促進作用
フラボノイドには、血管を拡張したり、強くしたりして血行をよくする成分も多く含まれています。抗アレルギー作用
プロポリスには、花粉症の発症を遅らせたり、アレルギーによるかゆみ、鼻づまりを抑える働きがあります。また、免疫力を高める作用もあるので、アレルギーの症状の予防や改善に効果があります。
エストロゲン様作用
プロポリスに含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのひとつのエストロゲンに似た働きがあります。ですので、女性ホルモンが減少した時に女性ホルモンの代わりに働いて、更年期障害や骨粗しょう症を予防、改善する働きがあります。
抗がん作用
プロポリスには、抗がん、抗腫瘍効果があることが判明しているアルテピリンC、P‐クマル酸、カフェイン酸フェネチルエステル、クリシンなどの成分が含まれています。ただし、プロポリスにはがんに効果がある成分が含まれていますが、医学的な効果は立証されておらず、今後の研究が期待されています。
また、プロポリスの高い鎮痛、麻酔作用によるがんの痛みを緩和する効果も期待されています。
効果がある病気や症状
プロポリスは上記のような効能があるので、次の病気や症状の予防、回復に効果があります。・風邪、インフルエンザなどの感染症
・虫歯や歯周病、口臭などの口内のトラブル
・扁桃腺炎
・切り傷やしもやけ、あかぎれ、軽い火傷
・花粉症、アトピー性皮膚炎
・生活習慣病・・・動脈硬化、糖尿病、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞など
・しみ、しわ、たるみ、ニキビ、吹き出物
・育毛、抜け毛
・自律神経失調症
・更年期障害、月経前症候群(PMS)、
・胃潰瘍、胃炎
・さまざまな痛みの緩和
・低血圧、高血圧
・冷え性
・水虫