「プロポリスでむくみを解消しよう!」
プロポリスには、むくみを解消する効果があります。ここでは、プロポリスに含まれているどのような成分がむくみの解消に役にたつかを説明します。
むくみとは?
むくみとは、何らかの原因で皮下組織(皮膚の下にある組織)に余分な水分が溜まっている状態で、浮腫(ふしゅ)ともいいます。むくみは、手や足、顔に起こる場合が多く、痛みはありません。
むくみの原因
むくみの原因には、次のことが挙げられます。・血行不良
・肥満
・ストレス
・水分、塩分の過剰摂取
・女性ホルモンの乱れ
・腎臓、心臓の疾患
・筋肉量の不足
プロポリスには、これらの原因の中で血行不良、肥満、ストレス、女性ホルモンの乱れ、筋肉量の不足を予防、改善する効果があります。
プロポリスに含まれているむくみに効果がある成分
フラボノイド
プロポリスには、20種類以上のフラボノイドが含まれています。フラボノイドには、むくみ解消に効果がある2つの作用があります。
自律神経の乱れを整え、血行をよくする
自律神経は、脳の視床下部(ししょうかぶ)にある神経で、交感神経と副交感神経の2つの神経があります。交感神経は、昼間などの身体が活動している時に働き、副交感神経は、夜や就寝中などの身体が休憩している時に働きます。
この2つの神経は、交互にどちらかが優位に働いています。
自律神経が乱れると、交感神経が優位な状態が続いて緊張が続き、血管が収縮して血流が悪くなる場合があります。
血流が悪くなると、血液中の老廃物が正常に排出されずに溜まってしまい、むくみを引き起こします。
フラボノイドは、副交感神経を優位にして緊張を解き、血液の流れをよくする働きがあります。
また、フラボノイドは血管を拡張し、毛細血管(動脈に繋がる身体の末端の細い血管)を強くして、血行をよくする働きがあります。
フラボノイドのルチン、ヘスペリジン、フラボン、アントシアニンには、血行をよくする働きがあります。
ストレスを緩和する
ストレスを感じると、自律神経の働きが乱れて身体のあちこちに不調が起こり、さらにストレスを感じる、という悪循環が起こります。ストレスや不眠が続くと疲れが溜まり、代謝機能(栄養素をエネルギーに変えたり、蓄積したりする働き)や細胞の機能が低下します。
そうなると、水分が上手く排出できずに蓄積され、むくみを引き起こす場合があります。
フラボノイドは、自律神経の乱れを整えて、ストレスによる不調を防止します。
イソフラボン
フラボノイドの一種のイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあります。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類があり、脳の視床下部(ししょうかぶ:自律神経の働きを調整しているところ)が分泌量を増やしたり、減らしたりしてバランスを取っています。
女性は、閉経前後の更年期になると、エストロゲンの分泌量が減ります。
視床下部は、エストロゲンが増えるように働きかけますが、エストロゲンは増えないので自律神経の働きが乱れて、むくみをはじめとする身体のあちこちの不調が起こります。
イソフラボンは、減った女性ホルモンの代わりに働いて、自律神経が乱れるのを防ぐ働きがあります。
また、イソフラボンには、女性ホルモンが過剰に分泌されると分泌量を抑える働きもあるので、女性ホルモンのバランスが乱れるのを防いで、むくみが起こるのを予防する働きもあります。
フィトンチッド
フィトンチッドは、こころにやすらぎや癒しを与えて、心身をリラックスさせ、ストレスや不眠を予防し ます。トリプトファン
必須アミノ酸のトリプトファンは、精神を安定させてストレスや不眠を防ぐ効果があるセロトニンの材料になります。フェニルアラニン
必須アミノ酸のフェニルアラニンは、セロトニンの材料となります。グリシン
非必須アミノ酸のグリシンは、入眠をスムーズにしたり、質のよい睡眠をもたらしたりする効果があります。また、グリシンはセロトニンを増加する働きがあります。
アルギニン
非必須アミノ酸のアルギニンは、血管を広げる働きがある一酸化窒素を生成するので、血管を拡張して血行をよくします。イソロイシン
脚の筋肉が低下すると、心臓に血液を送り込むポンプのような力が弱くなり、血液中の水分がうまく心臓に戻れなくなってむくみます。必須アミノ酸のイソロイシンは、筋肉を修復して強化する働きがあります。
ビタミンB2
ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。脂質の代謝が悪くなると、脂肪が溜まって肥満の原因になります。
また、脂肪が増えると、脂肪が静脈を圧迫し、血流を悪くしてむくみを引き起こす場合があります。
ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)は、脂質や糖質をエネルギーに変換して脂肪を燃焼する助けをします。また、毛細血管を広げる働きもあるので、血行もよくします。
パントテン酸
パントテン酸(ビタミンB5)は、血管に取り付いて血管の壁を固くする悪玉コレステロールを取り除いて、血液の流れをよくする働きがあります。また、パントテン酸は、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの働きを促進します。
さらに、副腎皮質ホルモンの働きが乱れると、水分や塩分を調整する作用が乱れてむくみが起きる場合があります。
パントテン酸は、ストレスを緩和し、副腎皮質ホルモンの乱れによるむくみを改善する効果もあります。
葉酸、ビタミンB6
葉酸とビタミンB6は、セロトニンの分泌量を増やす作用があります。また、葉酸はビタミンB12と一緒に血液をつくる働きがあるので、貧血を防止して血行をよくします。
ビタミンE
ビタミンEは、細胞を酸化させる活性酸素を除去して細胞の働きを活発にします。細胞が活発に働くと新陳代謝(細胞が生まれ変わって新しくなること)がよくなり、血行もよくなります。
また、血管を拡張する働きもあるので、毛細血管(身体の末端の細い血管)を広げて血行をよくします。
フィトンチッド
フィトンチッドは、こころにやすらぎや癒しを与えて心身をリラックスさせ、ストレスや不眠を予防します。カリウム
ミネラルの一種のカリウムは、ほとんどが細胞の内側に存在しており、外側に存在しているナトリウムとバランスを取って、血圧を調整したり、体液をよい状態に保ったりしています。塩分を摂取しすぎるとナトリウムが増え、ナトリウムの濃度を下げるために水分が増えて、むくみを引き起こします。
カリウムは、余計なナトリウムを、水分と共に尿や汗として排出して、むくみを解消する働きがあります。