「プロポリスはイボ治療もできる!」
プロポリスは、イボ治療にも効果があります。ここでは、プロポリスのイボ治療に対する効果と治療方法について説明します。
イボとは?
イボとは、皮膚にできるできもののことで、ウイルス性と非ウイルス性があります。子供のイボは、ほとんどがウイルス性疣贅(ゆうぜい:イボのこと)で、うつる可能性があります。
イボウイルスは、約100種類以上の型があります。
それに対して、大人のイボは非ウイルス性がほとんどです。
大人のイボは、中年以降に首まわりにできる首イボとよばれる小さなイボ、(中年イボ、スキンダックともいいます)もしくは、年を取ってシミが盛り上がってできる老人性イボがほとんどです。
非ウイルス性イボはうつりませんが、ウイルス性疣贅は、免疫力が低下していたり、傷口から細菌が侵入したり、アトピーなどで皮膚のバリア機能(肌を乾燥や刺激から守る働き)が弱っていたりすると感染しやすくなります。
プロポリスは、イボの予防、改善に効果があります。
プロポリスのイボに対する効果
抗菌、殺菌効果
イボウイルスは、傷口から侵入し、表皮の底の層の幹細胞(分裂、再生能力がある細胞)に感染してイボをつくります。プロポリスに含まれているフラボノイドやバッカリン、P‐クマル酸、アルテピリンCなどの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)は、高い抗菌、殺菌効果があるので、イボをつくる細菌を殺して感染を予防します。
免疫力アップ
人間の皮膚は、健康な状態ならば何層にも層があり、免疫力やバリア機能(皮膚を保護する力)があるので、ウイルス性疣贅は、基本的には、人にうつることはありません。しかし、免疫力が低下すると、健康な時には除去できた細菌に感染してしまう場合があります。
プロポリスには、免疫力を向上させる働きがあることが判明しているので、細菌に感染しにくくなります。
抗炎症作用
中年イボは、基本的には痛みは感じませんが、首の周りにできることが多く、衣服で擦れて炎症を起こすと痛みを感じる場合があります。プロポリスには抗炎症作用があるので、首イボが炎症を起こして痛むことを防ぎます。
イボ治療としての使い方
摂取する
摂取方法
プロポリスの原液を水もしくはぬるま湯で薄めて摂取します。プロポリスは、独特の苦みや刺激があるので、摂取がつらい人は、柑橘系のジュースや乳製品、はちみつなどに混ぜたり、サプリメントタイプを利用したりするといいでしょう。
はじめは少量から試して、体調や効果を見つつ量を調整してください。
効果的な摂取時間
プロポリスは食前や運動前、入浴前に摂取すると吸収率がよくなります。ただし、気分が悪くなる場合は、食後に摂取しましょう。
塗る
プロポリスの軟膏を作って患部に直接塗ります。馬油(マーユ、バーユ:馬の皮下脂肪のこと)、またはワセリン、シアーバターノキ(シアーバターの種子から採れる脂)に、プロポリスを数滴垂らして軟膏をつくります。
<材料>
馬油(または、ワセリン、シアーバターノキ)・・・15グラム
プロポリスの原液・・・0.6グラム(12滴くらい)
<作り方>
馬油(もしくはワセリン、シアーバターノキ)にプロポリスの原液を垂らしてよく混ぜます。
脂が固い場合は、湯煎(袋や容器に入れてお湯に浮かべる方法)にします。
このレシピは目安ですので、はじめは薄めに作って、刺激や効果を見つつ混ぜるプロポリスの量を調整してください。
市販のプロポリスが配合された軟膏を使用してもいいでしょう。