「プロポリスはうつ病を軽減する効果がある!」
プロポリスは、うつ病の予防や改善に効果があります。ここでは、プロポリスに含まれているどのような成分がうつ病に効果があるのかを説明します。
うつ病とは?
うつ病とは、なんらかの原因で脳の働きが乱れ、抑うつ気分、意欲、興味の低下、食欲低下、不眠、不安、焦燥などが持続する精神障害です。うつ病の原因
うつ病の原因は、以下のことが重なって起きると考えられています。・自律神経の乱れ
・ストレス
・環境の変化
・脳出血、脳梗塞などの脳疾患
・なりやすい体質
プロポリスには、うつ病の原因の中の自律神経の乱れ、ストレスを予防、改善する効果があります。
プロポリスに含まれているうつ病に効果がある成分
フラボノイド
うつ病の原因のひとつに自律神経の乱れがあります。自律神経とは、身体のいろいろな器官の働きを整える神経で、交感神経と副交感神経の2つの種類があります。
交感神経は、昼間などの身体が活動している時に活発に働き、副交感神経は、夜間などの身体が休憩している時に活発に働くので、この2つの神経は交互にバランスよく働くことが大切です。
自律神経が乱れると、交感神経の働きが優位な状態が続いて緊張が解けなかったり、副交感神経が優位な状態が続いて血圧や心拍数が低下したりして、身体のあちこちに不調が起こります。
また、自律神経が乱れ、身体に不調がでるとストレスを感じます。
プロポリスには、20種類以上のフラボノイドが含まれています。
フラボノイドは、うつ病の原因の自律神経の乱れを整え、ストレスを緩和する働きがあります。
イソフラボン
フラボノイドの中のイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをします。女性は、閉経前後の更年期になるとエストロゲン(女性ホルモンのひとつ)が減少します。
脳の視床下部(ししょうかぶ:自律神経をつかさどっているところ)は、エストロゲンの減少を防ごうと働きかけますが、エストロゲンは増えないので、自律神経の働きが乱れ、更年期障害とよばれるさまざまな心身の不調が起こります。
イソフラボンは、減ったエストロゲンの代わりに働いて、自律神経が乱れるのを防ぐ効果があります。
フィトンチッド
森林浴の効果の成分として知られるフィトンチッドは、こころにやすらぎや癒しをもたらし、リラックス作用があるので、ストレスの緩和に効果があります。トリプトファン
必須アミノ酸のトリプトファンは、セロトニンの材料になります。セロトニンは、こころに安らぎを与え、精神を安定させる働きがある神経伝達物質で、「幸せホルモン」とよばれています。
トリプトファンを摂取するとセロトニンが生成されるので、うつを予防、改善する効果があります。
チロシン
必須アミノ酸のチロシンは、意欲を高めるドーパミンや、集中力を高めるノルアドレナリンの材料となります。ドーパミンやノルアドレナリンが不足すると、無気力状態になり、うつの原因となります。
また、うつ状態の時の脳内ではチロシンの濃度が低下していることが判明しているので、チロシンを摂取すると、うつ状態が改善されることが期待できます。
アメリカでは、チロシンはやる気や意欲がでるサプリメントとして販売されています。
ビタミンB1
ビタミンB1は、神経の働きがスムーズになることを助けるので、「神経ビタミン」ともよばれています。神経の働きがスムーズになると、憂鬱(ゆううつ)な気分や不安な気分を改善します。
ビタミンB6
ビタミンB6は、不安な気持ちを抑える作用がある神経伝達物質のセロトニンや、アミノ酸の一種のγ‐アミノ酪酸(ガンマ‐アミノらくさん)の合成に必要な物質です。ビタミンB6が不足すると、憂鬱な気分や不安な気分が引き起こされます。
パントテン酸
パントテン酸(ビタミンB5)は、ストレスに対抗する力を強める副腎皮質ホルモンの合成を促すので、「抗ストレスビタミン」とよばれています。マグネシウム、カルシウム
ミネラルのマグネシウムとカルシウムは、ストレスを軽減する働きがあります。神経細胞の興奮を抑えて精神を安定させるので「天然の精神安定剤」とよばれています。
αリノレン酸 (アルファ・リノレン酸)
αリノレン酸は体内でDHAやEPAに変換されます。αリノレン酸、DHA、EPAなどのn-3系脂肪酸は、脳内の神経伝達物質の働きをよくするので、意欲や集中力が増し、うつを予防する効果があるとされています。
うつ病の人の脳内の n-3系脂肪酸の蓄積量は、健常な人よりも少ないことが判明しています。