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「プロポリスの美容効果」

プロポリスには、高い美容効果があります。
ここでは、プロポリスの美容効果や美容効果がある成分、使用方法について説明します。

美容効果とは?

美容とは、身体の内と外から美しく健康になることです。
プロポリスには次のような美容効果があります。

プロポリスの美容効果

美肌、美髪効果

プロポリスには、高い抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、活性酸素を除去する働きのことをいいます。

活性酸素は、酵素の働きを助けたり、体内に侵入した細菌やウイルスを除去したりする働きがあります。
しかし、活性酸素は、増えすぎると正常な細胞を攻撃してダメージを与えてしまいます。
ダメージを受けた細胞は、機能が低下して老化の原因になり、その結果、しみやしわ、たるみが増えます。
また、細胞は酸化すると、栄養を取り入れたり、老廃物を排出したりする働きが悪くなり、老廃物が溜まる原因となります。

プロポリスには、抗酸化作用がある成分が多く含まれています。

また、プロポリスには、高い殺菌、抗菌作用があるので、ニキビや吹き出物を防ぎます。
その他にも、プロポリスには、美肌、美髪効果がある成分が含まれています。

◎美肌、美髪効果がある成分
成分の種類 成分名 効果
フラボノイド ・フラボン
・フラバノン
・ケルセチン
・イソフラボン
・ヘスペリジン
・ルチン
・ピノセンブリン
・クリシン
・アントシアニン
【抗酸化作用】
しみやしわ、たるみを予防する
・フラバノン
・カテキン
・クリシン
【抗菌、殺菌効果】
ニキビや吹き出物を予防する
桂皮酸誘導体 ・アルテピリンC
・P‐クマル酸
・バッカリン
【抗酸化作用】
【抗菌、殺菌効果】
・各種アミノ酸 肌の弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンの材料となる
肌にハリや弾力を与える
・ビタミンE 【抗酸化作用】
バリア機能を高めターンオーバーを促進する
血管を拡張して血行を良くする
ビタミンB群 ・ビタミンB2 細胞を再生する働きがあるので肌、爪、髪を健康に保つ
肌のターンオーバーの働きを助ける
・ナイアシン
(ビタミンB3)
ターンオーバーを促進する
血行をよくする
脂肪を燃焼する
質のよい睡眠をもたらす
・パントテン酸 ビタミンCがコラーゲンを生成するのを助ける
肌のバリア機能を高める
皮脂の分泌量を調整してニキビや吹き出物を防ぐ
ターンオーバーを促す
・ビタミンB6 新陳代謝を促進してターンオーバーをスムーズにする
皮脂の分泌量を調整してニキビや吹き出物を防ぐ
・葉酸 細胞の生成を助けて、ターンオーバーを促進する
ミネラル ・カルシウム 肌の乾燥を防いだり、肌の細胞を密着させてキメを整えたりする
・マグネシウム ターンオーバーを促進する
肌のバリア機能を回復する
・鉄 余分なメラニン色素(シミ、そばかすの原因となる色素)を除去する
コラーゲンの生成を促進する
・亜鉛 新陳代謝を促進し、ターンオーバーを促す
・αリノレン酸 肌のバリア機能を調整し、コラーゲンの生成を助ける
・スコポレチン 【抗菌、殺菌効果】
【抗炎症効果】
【血管拡張効果】
・イソフェルラ酸(ヘスペリチン酸ナトリウム) 【抗菌作用】
【抗酸化作用】
・クマリン 【血流改善作用】
【抗菌作用】
・有機酸類
・安息香酸
【抗菌、殺菌作用】
・没食子酸 【抗酸化作用】

アンチエイジング効果

活性酸素は細胞を痛めつけるので、しみやしわの原因になるだけではなく、細胞を老化させます。
ですので、抗酸化作用がある成分は、美肌効果だけではなく、老化を予防するアンチエイジング効果もあります。

また、プロポリスには、抗酸化作用の他にもアンチエイジング効果がある成分を含んでいます。

◎アンチエイジング効果がある成分
成分の種類 成分名 効果
フラボノイド ・フラボン
・フラバノン
・ケルセチン
・イソフラボン
・ヘスペリジン
・ルチン
・ピノセンブリン
・クリシン
・アントシアニン
【抗酸化作用】
桂皮酸誘導体 ・アルテピリンC
・P‐クマル酸
・バッカリン
その他 ・ビタミンE
・亜鉛
・イソフェルラ酸
・没食子酸
・αリノレン酸 細胞膜(細胞を守る役割がある)の材料となり、細胞の老化を予防する
・アミノ酸 肌の弾力のもととなり、肌を若々しく保つ
・ビタミンB2 細胞の再生を助ける
・葉酸 細胞の生成を助けて、皮膚の生まれ変わりを促す
・カルシウム
・マグネシウム
骨や歯の材料となり、骨の老化を予防

ダイエット・デトックス効果

プロポリスは、血行を促進したり新陳代謝を促したりするので、ダイエットに効果があります。
また、新陳代謝をよくすることで、老廃物を体外に排出するデトックスの効果もあります。

◎ダイエット・デトックスに効果がある成分
成分の種類 成分名 効果
フラボノイド ・ヘスペリジン
・ルチン
【血流改善効果】
ビタミンB群 ・ビタミンB2 脂質の代謝を促進し、脂肪を燃焼させる
・ナイアシン 毛細血管を広げて血液の流れをよくする
新陳代謝を活発にする
・パントテン酸 新陳代謝を促す
・亜鉛 新陳代謝を活発にする
・αリノレン酸 血行をよくして新陳代謝を促す

ストレスを予防、緩和する効果

ストレスがかかると、眠れなくなって肌荒れの原因となります。
また、ストレスにより自律神経が乱れると、体調不良になりさらにストレスがかかる、という悪循環が起き、健康を害する原因となります。

自律神経は、身体のさまざまな器官の調子を整える神経で、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は、昼間などの身体が活動している時に働き、副交感神経は、夜などの身体が休んでいる時に働き、どちらかが優位な状態でバランスよく働いています。

自律神経が乱れると、交感神経が優位な状態が続いて緊張が取れなくなったり、副交感神経が優位な状態が続いて、血圧や心拍数が低下したりして体調が悪くなります。

自律神経の乱れを整えると、ストレスを緩和し、体調をよくして健康な体に導くので、美容に効果があります。

プロポリスは、ストレスを緩和したり、自律神経の乱れを整えたりして健康な身体をつくる助けをする効果があります。

◎ストレスや自律神経の乱れに効果がある成分
成分名 効果
・フラボノイド 自律神経を整える
・フィトンチッド 快眠効果がある
こころに癒しややすらぎを与える
・パントテン酸 ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの生成を促す
・亜鉛 精神を安定させてストレスを緩和する
・カルシウム イライラを防いで精神を安定させる
・マグネシウム イライラを防ぐ
筋肉の緊張を緩めて身体をリラックスさせる

プロポリスの使用方法

プロポリスの美容に効果がある使用方法

摂取する

プロポリスの原液3~5滴を100ccの水またはお湯に混ぜて摂取します。
先に、コップに原液を垂らしてから水またはお湯を注ぐと混ざりやすいです。

プロポリスの量は、体重10キロにつき1滴が目安で、はじめは薄めに作り、様子を見て量を調整してください。
また、プロポリスは熱に弱いので、40度以上のお湯を使用するのは避けてください。

プロポリスは独特の刺激や苦味があるので、苦手な人は乳製品や柑橘系のジュースに混ぜるか、サプリメントで摂取するといいでしょう。

塗る

プロポリスの化粧水やクリームをつくって肌に塗ります。
市販のプロポリスが配合された化粧水やクリームを使用すると手軽です。

化粧水の作り方

市販の化粧水にプロポリスを数滴垂らします。

プロポリスの量は1滴からはじめて、様子を見て調整してください。

クリームの作り方

馬油(マーユ、バーユ:馬の皮下脂肪)または、シアーバターノキ(シアーバターの種子から採取される脂)、ワセリンにプロポリスの原液を混ぜてつくります。

脂16グラムに対してプロポリス0.5グラム(約12滴)が目安で、刺激や効果によって混ぜる量を調整してください。

脂が固い時は、電子レンジで数秒加熱するか、湯煎(お湯に浮かべて温める方法)にかけると混ぜやすくなります。

塗る際の注意点

プロポリスは、直接皮膚に塗るとアレルギー性皮膚炎を起こす場合があるので、使用する前に必ずパッチテストを行いましょう。

〇パッチテストの行い方
(1)風呂上りに、腕の内側やふとももなどの皮膚のやわらかいところに、化粧水やクリームを10円玉大で塗ります。
(2)24時間後と48時間後に状態を確認します。
赤み、腫れ、発疹、かゆみなどの異常があった場合は使用しないでください。

まとめ

プロポリスには、美肌、美髪効果、アンチエイジング、ダイエット、デトックス効果、ストレスの予防、緩和、自律神経の乱れを整える、など美容によい効果が多くあります。プロポリスは摂取しても直接塗っても効果があります。摂取した場合は、即効性はありませんが、身体の内側から美容によい作用をもたらします。直接塗ると、持続性はありませんが即効性があります。特に、ニキビや吹き出物ができた場合は塗ると効果が高いです。併用して、身体の内側と外側から美容対策をすると、より効果的です。なお、プロポリスは産地や抽出方法によって成分が異なるので、購入の際はよく確認することをお勧めします。
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