「プロポリスはヘルペスに効果がある!」
プロポリスはヘルペスの予防や、治療に効果があります。ここでは、プロポリスのヘルペスに対する効果や治療の方法について説明します。
ヘルペスとは?
ヘルペスとは、皮膚がヘルペスウイルスに感染して小さな潰瘍や水膨れができる感染症です。ヘルペスには、単純ヘルペス1型と2型の2種類があります。
単純ヘルペス1型
単純ヘルペス1型は、上半身に発症し、その中でも顔や口唇、手、などにできるものを「口唇ヘルペス」といいます。単純ヘルぺス2型
単純ヘルペス2型は、下半身に発症し、その中でも性器に発症したものを「性器ヘルペス」といいます。単純ヘルペスは、一度発症すると、症状がなくなってもウイルスは体内の神経節(神経細胞が集まっているところ)に一生棲みつきます。
そして、ストレスなどで免疫力が低下すると再発します。
単純ヘルペスは、一度かかると完治しないので、再発を防止することが大切です。
プロポリスは、ヘルペスウイルスの感染を防いだり、再発を防止したりする効果があります。
プロポリスのヘルペスに対する効果
感染を予防する効果
ヘルペスは、水ぶくれなどの症状がでている時に接触すると感染する可能性があります。プロポリスに含まれているバッカリン、アルテピリンC、P‐クマル酸などの桂皮酸誘導体(ケイひさんゆうどうたい)やフラボノイドには、高い抗菌、殺菌作用があるので、ヘルペスウイルスの感染を予防します。
症状を緩和する効果
抗炎症効果
プロポリスに含まれている、フラボノイドの中のケルセチン(別名ビタミンP)やカフェイン酸フェネチルエステルには、抗炎症作用があることが判明しています。プロポリスには抗炎症作用があるので、ヘルペスによる腫れや潰瘍の悪化を防ぐ効果があります。
鎮痛効果
ヘルペスによる水膨れは、強い痛みを伴う場合があります。プロポリスには、モルヒネやコカインの3~5倍もの鎮痛、麻酔作用があるので、ヘルペスによる水膨れの痛みを和らげます。
再発を防止する効果
免疫力を高める
プロポリスに含まれているフラボノイド、ビタミンB6、ビタミンD、アルギニンには、免疫力を高める働きがあります。免疫力が高いと、潜伏しているヘルペスウイルスを抑えることができるので、ヘルペスを発症しません。
ストレスを予防、緩和する
疲れやストレスが蓄積すると、免疫力が低下し、ヘルペスが再発する場合があります。プロポリスにはストレスを予防したり緩和したりする成分が多く含まれています。
〇フラボノイド
身体のさまざまな器官の働きを調整する自律神経は、身体が動いている時に働く交感神経と、身体が休憩中に働く副交感神経があり、交互にバランスよく働いています。
自律神経が乱れると、交感神経が優位の状態が続き、緊張が続いてストレスを感じます。
プロポリスに含まれているフラボノイドは、自律神経の乱れを整える働きがあるので、副交感神経を優位にして心身を休ませ、ストレスを緩和します。
〇フィトンチッド
フィトンチッドは、こころに安らぎや癒しを与え、快眠効果があるので、ストレスを緩和します。
〇桂皮酸誘導体
桂皮酸誘導体やフラボノイドには、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
活性酸素は、細胞を攻撃して傷つけ、細胞の機能を低下させます。
細胞の機能が低下すると、細胞の老化、不妊、免疫力の低下、などを引き起こしストレスが増します。
〇ビタミンB1
ビタミンB1は、交感神経の働きを抑え、副交感神経を優位にして心身をリラックスさせる働きがあります。
〇ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)は、寝つきをよくし、深い睡眠へと導くので睡眠不足によるストレスを緩和します。
〇パントテン酸
パントテン酸(ビタミンB5)は、ストレスに対抗する働きがある副腎皮質ホルモンの合成を促すので、ストレスを予防、緩和します。
〇カルシウム、マグネシウム、亜鉛
ミネラルのカルシウムとマグネシウム、亜鉛は、こころを安定させるのでストレスを予防、緩和する効果があります。
また、マグネシウムには、筋肉の緊張を緩める働きもあり、身体を休めたり、寝つきをよくしたりしてストレスを緩和します。
ミネラルは、必要な量は少量ですが身体に必要な成分で、しかも体内で合成できません。
ですので、ミネラルは食事で摂取する必要があります。
プロポリスの使い方
摂取する
摂取の仕方
水やぬるま湯にプロポリスの原液を薄めて摂取します。プロポリスの量は、体重10キログラムに対して1滴が目安です。
はじめは薄めにして、刺激や効果を確かめて徐々に増やしましょう。
プロポリスは食事前、運動前、入浴前に摂取すると、吸収率が高くなります。
しかし、気分が悪くなる場合は食後に摂取し、少量から試して様子を見ながら量を増やしてください。
摂取する際の注意点
プロポリスは熱に弱く、40度以上のお湯に混ぜると成分が壊れてしまいます。お湯で薄める場合は温度に注意しましょう。
プロポリスは独特の苦みや刺激があるので、摂取するのがつらい人は、柑橘系の飲みものや乳製品に混ぜたり、プロポリスのサプリメントを利用するといいでしょう。
塗る
プロポリスは患部に直接塗ることができます。プロポリスを塗る場合は、刺激が強いので原液を直接塗ることは避け、軟膏をつくったり、薄めた液を綿棒につけたりして塗ります。
プロポリス軟膏を塗る
馬油(マーユ、バーユ:馬の皮下脂肪)もしくはワセリンやシアーバターノキ(シアーバターの種子から採取した脂)にプロポリスの原液を混ぜて作ります。脂16グラムにプロポリス原液0.5グラム(12滴くらい)が目安ですが、刺激や効果に合わせて混ぜるプロポリスの量を調整してください。
市販の、プロポリスが配合された軟膏を使用してもいいでしょう。
綿棒につけて塗る
綿棒にプロポリスの原液を1滴垂らし、水またはぬるま湯にくぐらせて薄めて患部に塗ります。あらかじめプロポリスを水で薄めたものに綿棒をつけてもいいでしょう。
こちらも、効果や刺激に合わせて濃さを調整してください。
塗る場合の注意点
プロポリスを塗ると、アレルギー性皮膚炎を起こす可能性があるので、使用前には必ずパッチテストを行ってください。〇パッチテストの行い方
腕の内側やふとももなどのやわらかい場所に軟膏を塗り、(10円玉くらいの大きさ)24時間後と48時間後に状態を確認します。
腫れ、赤み、かゆみ、しっしんなどの異常があった場合は、使用しないでください。